壁紙の貼り替え工事の際、壁紙が剥がれない場合があります。「少々剥がれにくい」と言うレベルではなく「手に負えない」と言うレベルです。そういった場合には、壁紙を剥がさずに作業を進めます。
壁紙が剥がれない原因(仮説)
壁紙が剥がれない原因は良く分からないのですが以下の3つの仮説が立てられます。この仮説を元に現場で速やかに判断し、対応します。
- エアコンの使いすぎ
- 壁紙が原因
- 古い壁紙
エアコンの使いすぎ
一つ目は「エアコンの使いすぎで、乾燥によって壁紙が剥がれにくくなる。」という事が考えられます。
同じ部屋の中でも、場所によって剥がれる場所と剥がれない場所がありました。そのことを考察すると「エアコンの風」が良くあたる場所とそうではない場所に分けられ、エアコンの風がよくあたる場所の壁紙が剥がれにくいことに気付きました。
壁紙が原因
二つ目は「壁紙の種類」が原因と考えられます。近年、新しく開発された「軽量化された壁紙」が普及しています。これが乾燥によって剥がれにくくなっているんじゃないかと考えます。作業していると、同じ壁紙だけ剥がれにくいということがありました。
以下で紹介する事例をもとに話をすると、その現場では「天井の壁紙だけ」剥がれなかったのです。このことから「壁紙に問題があるのではないか」という仮説を立てました。
補足として付け加えると「この壁紙を使い、エアコンを使いすぎると剥がれない。」と言った方が、正確性が高いのではないかと考えます。
古い壁紙
三つ目は「何十年も経ってしまっている古い壁紙」があげられます。
古くなった壁紙は、剥がれにくい場合がよくあります。見た目からして劣化していますから剥がれにくいのも納得できます。
シールパテを使用して対応します
壁紙が剥がれない場合は「シールパテ」を使用して対応します。シールパテはとても優秀なパテで、壁紙の上に直接、このパテを掛けると、そのまま壁紙を貼りつけることができます。
剥がれない原因が「壁紙」である場合には特に、シールパテを使います。その方が「施工が早く」「きれいに仕上がる」からです。
剥がれにくい壁紙を無理矢理剥がすと下地も傷んでしまう
全面にシールパテを掛けてきれいにします
特殊で便利なシールパテ
全体のバランスを考えて工事をします。
私から見ると、お金がかかるのですが仕方ないですね。全体のバランスを考えて工事をします。
壁紙が剥がれない場合、工具を使って無理やり剥がしたりするのですが、下地が相当痛みます。
その結果、パテを掛けます。つまり、どちらにしてもパテを掛けることになるので、できるだけきれいに仕上がる方を選択します。
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